印旛中学校のできごとやメッセージをお伝えします 令和7年度

道徳の授業

2025年11月7日 16時00分

今日は全学年で道徳の授業がありました。現在、各学年内で、担任以外の先生方も含め、週ごとにクラスを替えて道徳の授業を行う、ローテーション道徳で授業を展開しています。

1A
1Aは大空の担任の先生の道徳です。『出会いーアンドロイドと不気味の谷』です。湊の班は校外学習でロボと博物館に行こうとしています。班員には運動部の悠真と陽菜がおり、創作部の湊は彼らに苦手意識を持っています。湊は、博物館で悠真に「ロボットの『不気味の谷』」について説明しようとしたときに、「興味ないだろうけど」と言ってしまい、そのとき見せた悠真の悲しげな表情に戸惑います。しかし、その後、友達に「こういうやつだ」と決めつけられて傷ついた悠真が、すぐに笑顔を取り戻して明るく盛り上げるのを見て、湊は悠真や陽菜ともっとたくさん話したいと思います。

1B
1Bの道徳は学年主任の先生が展開します。『裏庭でのできごと』です。健二と雄一と大輔は、休み時間に裏庭でサッカーをしようとしていました。裏庭の物置に鳥の巣があり、猫が狙っています。すかさず雄一がボールを投げて猫を追い払おうとしましたが、物置のガラスが割れてしまいます。雄一が先生を呼んで説明しようと職員室に行った間、健二と大輔はサッカーを始めますが、今度は健二が蹴ったボールがガラスを割ってしまいます。大輔は状況を見に来た先生に対し、2枚とも雄一がひなを助けるためにボールで割ってしまったと言います。追加の1枚も自分のせいにされた雄一は釈然としません。次の日、健二は本当のことを話しに、職員室に向かいます。

1C
1Cの道徳は1Aの担任の先生の授業です。『ぼくのふるさと』です。人口千人あまりの串原村は人口の3割が高齢者です。近くのおばあさんの息子は名古屋に住んでいるのですが、おばあさんは「動けるうちはここがええ」と一人で住んでいます。「ぼく」のあと何年かすると大人になりますが、この村で生活し、家族が一緒に住めるといいと思っています。中学生の「ぼく」が今、この村に対してできることを考え、村を活性化したいと考えています。

2A
2Aの道徳は、2Cの担任の先生が展開します。『なんのために勉強するのか』です。新聞の投稿、「勉強しなくて困るのはおれなのに、なぜ親はうるさいのか」を読みながら考えます。

2B
2Bの道徳は『六千人命のビザ』です。第二次世界大戦中、多くのユダヤ人を救った「杉原千畝」さんお行動を、ビデオを観ながら確認し、考えていきます。

2C
2Cの道徳は、副担任の先生の授業です。『分身ロボットでかなえたいこと』です。吉藤健太朗さんが開発しているのは、離れたところから人が操作できるロボットです。入院している人も、学校に分身ロボットを置いておくと、授業に参加でき、友達とコミュニケーションがとれます。吉藤さんは小学生5年生から約3年半、不登校でした。そのとき感じていたのは「孤独」だったそうです。それを抜け出したのはある先生の出会いでした。物理的に「出会い」が作れない人に対して、そばにいる感覚が作れないだろうか?そう考えて作ったのが「分身ロボット」だったのです。

3A
3Aの道徳は3Cの先生が展開します。『専門家であること』です。莉子は「働きがい」について家族にインタビューする宿題を出されました。莉子の父は看護師です。小学校のころ読んだクイズでは、看護師は「お医者さんの手伝い」と書かれていました。父にそのことを質問すると、「医者は患者さんの体やその中を診ること。看護師は患者さんの生活をよく看ること」と答えます。さらに、「直す専門家の医者と、生活全般を看る看護師たちが、患者さんのために意見をぶつけ合うのもごく普通なこと。お互いプロだから、譲れないところもあるんだ」と教えてくれます。

3B
3Bの道徳は、3Aの担任の先生の授業です。『平和をつなぐ』です。今年は広島・長崎に原爆が投下されて80年になりますが、被爆者団体の方々はだんだん活動を継続することができなくなると感じています。NPO法人を運営している住岡さんの団体は、若者が報酬をもらって平和ガイドを行っています。無報酬の「ボランティア」という形以外の選択肢を増やすことによって、平和活動を持続可能なものにしていこうと考えています。

3C
3Cの道徳は『校長先生の模擬面接』です。学年主任の先生の授業です。愛花は入学試験の際に個別面接があり、それに備えて、校長先生と模擬面接を行います。愛花たちは前もって入室と退出の指導を受けていましたが、校長先生は模擬面接のときに、ノックに対して、「どうぞ」とは言わず、無言でした。家でそのことを話すと、お父さんが「校長先生は、面接時には何が起こるかわからない、それに対応できるか、わざと返事をしなかったんだと思うよ」と言います。
実際、校長先生との面接の場面をシミュレーションしてみます。みなさんのうちの何割かは、受験に備えて、本当に校長面接がありますよ。

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大空学級では、月末に迫る職場体験に対して、当日の動きを確認していました。

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3A技術ではロボッチャの対戦を行っていました。ロボッチャは最初に投げた白い球にいかに近づけるかを競うゲームです。先日までは、球が全然飛ばなかったり、オーバーして台から落ちたりしていましたが、今では微妙にプログラミングが組めるようになり、投げる球投げる球が白い球に近づいて、大盛り上がりでした。