スケアード・ストレイト
2025年5月16日 16時00分本日の5、6時間目に、スタントマンの方々が交通事故を再現する交通安全指導、「スケアード・ストレイト」を行いました。
まずは幼児の人形を後ろに乗せた自転車に、街中を走る速度(そこまで速くない速度)の時速30kmで車ぶつかります。幼児の人形は車の上に乗って跳ね飛ばされてしまいます。
スタントマンが、ときどき見かける危険な運転を実践します。両手放し運転です。バランスを崩して倒れてしまいます。
並走、スマホを見ながら、ヘッドフォンをしながらの運転は、車が来たことに気づかずにぶつけられてしまいます。
さて、今の自転車運転は何がよくなかったのでしょう?生徒に答えてもらいます。
バイクが走っている前に、自転車での飛び出し。危ないです。
一方は傘を差しながらの自転車運転。
もう一方は二人乗りで、後ろの人が傘をさしている状況での運転。
ぶつかってしまいました。傘を差しながら人は右側走行でもあったようです。傘やスマホを見ながら、右側運転は罰金が科されます。
両手でブレーキをコーンの位置でかけると、自転車一台分くらい前で止まります。
もし、傘を差しながら片手でブレーキをかければ、片方の車輪にしかブレーキがかからず、自転車2台分過ぎてからでなければ止まりません。とても危ないです。
次はトラックの内輪差です。交差点で左折してくるトラックは、後輪が前輪より内側に入ってきます。あまり手前で止まっていると巻き込まれてしまいます。
実際はトラックは手前で止まりますが、代表生徒が内輪差が起こることを確認します。
横断歩道で自転車を押している歩行者が渡ろうとしているにもかかわらず、そのまま通り過ぎようとして、ぶつかってしまいます。自転車は車両なので、横断歩道を渡ろうとしている人がいるときは止まらなければなりません。
横断歩道で左折してきた車にぶつかります。実はフロントガラスのわくの「ピラー」と言われる部分に人が隠れて、運転手から見えなくなることがあります。
運転手から見たピラーの実験です。自分の左手をひじから立てて、片目をつぶると歩行者が腕に隠れます。横断歩道を渡るときには、必ず一旦停止をし車を確認しましょう。渡るときに運転手とアイコンタクトをとるとよいです。
スマホを見ながら横断歩道を渡ると、手元しか見ていないので事故に遭ってしまうことがあります。
13歳以下であれば自転車で歩道を通れますが、中1からは13歳でので、車道を運転します。この写真のような標識がある場合、歩道も通れますが、自転車は歩道の車道側を通り、すぐ止まれる徐行運転をしなければなりません。
生徒代表、お礼の言葉。
今日の「スケアード・ストレイト」はスタントマンさんが行ったので無傷でしたが、本来は大事故です。説明を受けた危ない運転や危ない状況は事故につながります。意識を高く持って、決して事故に遭わないようにしましょう。